一方、残りの2割の患者さんは、「器質性ED」と呼ばれる血管性や神経性、
内分泌性の勃起障害です。特に糖尿病患者の約30%以上がEDを併発していると
言われており今やEDは糖尿病の合併症の1つと言っても過言ではないでしょう。
これは血管が硬くなったり、性的刺激による血管の拡張が起こらなかったり
して、ペニスへの血流を抑えるからだと見られています。又、高血圧症の
場合でも、これと似たような形で血圧が高くなり、血管にストレスが掛かる
事によって、血管が損傷して硬くなるため、EDを発症する事となります。
加えて、心臓病でも同様の事が言える訳で、更に、前立腺ガンや膀胱ガン、
直腸ガンなどの骨盤内手術による末梢神経の障害によってもEDを招く事が
あります。このように器質性EDの多くは、人病が齎す成人病とも言えるのです。
中には、事故などの負傷により脊髄を損傷した事によって、脳からの神経
が傷害されるために発症する場合や「降圧剤」や「坑うつ剤」、「胃腸薬」
などの薬物副作用、あるいはアルコールやタバコなどの影響によって来たす
場合もあるそうですが、それらはごく僅かのようです。そのためED診療に
訪れたところたまたま生活習慣病が判明したと言う人も結構いるみたいですよ。
地球上の生き物の中で、子孫繁栄以外の目的で性交渉を行うのは、私たち
人間だけではないかと言われています。そう我々には性慾と言う素晴らしい
快楽を得るための文化が身に付けられているのです。食欲と同様、一生
大切にしなければなりません。加齢によるEDも個人の勝手な思い込みに
よるもので、いわば心因性EDの一種です。まずは病院へGo!
これがEDの最高の治療法なのです。